新品のときから、レザーソールにビブラムラバーを張って、ハーフソールリペアを続けてきた靴のオールソール。
レザーソールの厚みはまだ残っていましたが、コルクのへたり等々から、オールソールすることになりました。
で、この靴にお悩みがあるそうで、靴が臭い、と。
それも、段ボールの湿った臭いがあるとのことでした。
以前クリーニングをしても、臭いは改善されなかったそうで、今回のオールソール時に、クリーニングも行うことになりました。
で、段ボール臭い原因がわかりました。
あったんです! 段ボール紙が!
分かりにくいかもですが、鼠色の段ボール紙を取り除いて、牛革と交換しました。
ついでに、ソールを外した状態でクリーニングし、靴の形を整え、大きく凹んでしまった中底の部分も、ある程度フラットに形を整えました。
ここに新しくコルクを詰めて、レザーソールを張り、縫い付けて、カカトも新しくして仕上げました。
中底の形が整ったのと、コルクを新しくしたことで、クッション性も回復して、履き心地改善できたようです!
オールソールのご依頼時、クリーニングをセットで行うの、おすすめです。